仮性包茎になる原因は
包茎は4種類あり、真性・仮性・埋没・嵌頓(かんとん)となります。そのなかの仮性包茎は普段は亀頭が包皮に覆われていますが、性行為のときには露出します。この包茎の原因となるのは、第二次性徴期といわれる思春期までに性器の成長期で、亀頭が包皮に覆われたまま露出しなかったことで起こるのです。
仮性包茎の場合には包皮で亀頭が覆われているので、その部分に汚れや細菌がたまり易くなります。それを放置してしまうと細菌による臭いが強くなったり、性感染症などの病気にも感染しやすくなったりするのです。また、感染したままではパートナーに対しても性行為を通じて病気をうつす可能性もありますし、将来子供を欲しいと思っても不妊の原因や子宮頸がんの原因になるともいわれています。
自分で自覚がある場合には放置せずに、早めに病院で診察を受けて治療を始めることが誰にとっても最良といえるでしょう。治療方法についてはさまざまな方法があるので、医師と相談することが大切です。
仮性包茎の治療方法は
包茎の治療方法というと手術が必要であると思ってしまいますが、仮性包茎の場合には必ずしも手術はしなくても良いようです。仮性包茎は包皮が破れたり被ったりするために汚れが溜まり、細菌が繁殖しやすい状態になっています。それらが原因で泌尿器系のさまざまな病気になったり、炎症を繰り返すことで嵌頓包茎や真性包茎になることも知られています。
もしも手術が必要となったとしても、仮性包茎では30分から40分ほどの施術で、治療を受けたその日に家に帰ることが可能です。手術の方法としては「亀頭直下埋没Vカット法」や「根部除去法(バックカット)法」などがあります。
どちらの方法も縫ったキズ痕は小さく、ほとんど目立ちません。特にバックカット法は余剰包皮が少ない仮性包茎に適した治療方法とされます。仮性包茎の場合には積極的に手術する必要はないのですが、余剰包皮が多いときなどは炎症などの問題を発症するため、医師との相談が重要となります。
まとめ
仮性包茎は「仮性」とあるだけに、積極的な治療をしなくても良いと考え勝ちです。ですが仮性包茎を放置することで泌尿器系の病気を発症したり、包茎自体を悪化させて血流が悪くなる真性包茎へと進行してしまう恐れがあります。
手術をするのは勇気がいりますし、まず病院へ行くにも躊躇いがあるかもしれません。それでもパートナーが現れたときに二人にとって幸せな時間が続くためにも、感染症などの心配がない状態にしておくことが大切です。